ホリスティック医学
ホリスティック医学とは
部分に偏重した要素還元主義の西洋医学からの反省・脱却から生まれた医学で、表面的な病状症状(部分)だけでなく、人間をまるごと全体 -Bodyだけでなく MindやSpiritなど存在全体(体、心、命/魂、と訳されることが多い)- で捉えようとする試みです。
全体・総合主義の東洋医学にも通じるため日本人には比較的なじみやすいといえます。
例えば、科学的実証も進んでいる古来の「病は気から」や、気も診る「漢方」、「ツボ/指圧」、「鍼灸」などはわかりやすい例ではないでしょうか。
当院におけるホリスティック医学
ホリスティック医学の考えの中には「スピリチュアルな」ものもあるため抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。(*)
とはいえ、前述の例のように、わたしたちの感覚に身近で自然と受け入れられているものでもあります。
また、当院の専門でもある緩和ケアが予防し和らげる、トータルペイン(全人的苦痛)を知っていただくと、なぜこの医学(考え)を外せないのか少しご理解いただけるのではないでしょうか。
病や障害によってスピリチュアルな苦痛や悩みは生じ、病状や症状にも関わってくるものです。
オステオパシーについても、同じようにその方まるごと全体を診て整えるものです。
身体的な不調にも効きますが、例えば「なんとなく頭がすっきりしない」「なんか調子が悪いが原因がわからない」といった不定愁訴にも効果が期待できる施術です。
表面的な症状だけでなく、心身や環境などその方全体の状態をみて最適な医療を一緒に模索することは、当院の診療方針として自然にあるものです。
(*)ホリスティック医学は統合・総合的な見方であり、当院において、むやみに直接的な「スピリチュアルな」診療・施術に結び付くわけでありません。
緩和ケアのトータルペイン(全人的苦痛)とホリスティック医学
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